Be the sun

伝える、書く、旅人〜守りたいモノを守れる場所〜

あれから1年。

あれから約1年。

 

平成30年7月豪雨

 

2018年6月28日から7月8日にかけて西日本を中心に北海道や中部地方を含む全国的に広い範囲で記録された台風7号および梅雨前線等の影響による集中豪雨。

 

 

俺が初めて行った災害支援活動です。

場所は広島。

 

 

災害支援に興味を持ったのは

 

「東日本大地震」でした。

 

あの時は中学校三年生。

 

ちょうど卒業して春休みの時でした。

 

連日流れるテレビでの被害。

 

「ひでぇなこりゃ…何かしたいな…」

 

そんなことを考えていても何も出来ない自分。

 

ずっと歯がゆい思いをしてきました。

 

その後も幾度となく起きる災害。

 

何も出来ず指をくわえて見てるだけでした。

 

そして時はたち2018年。

また悲しい出来事が起きてしまいました。

 

平成30年7月豪雨

 

 

そしてまたテレビで流れる悲しいニュース。

 

「あぁまた起きてる…」

 

「どうしよう」

 

この時は目標もでき始め世界一周に行くことはもう決めていました。

 

そして歯がゆい自分を変える為にいつか自分達の

 

「災害支援チーム」を作りたいとも話していました。

 

そんな時ケニーに知り合いから連絡がきて

 

「お前らもし興味あるなら広島来てくれよ!」

 

との連絡がありました。

 

そしてケニーに相談を受けました。

 

どうする?いく?

 

俺の頭の中は世界一周でいっぱい

 

お金を貯めなきゃいけない。仕事休めない。

 

 

 

 

 

 

「ごめん。やめておくよ。」

 

 

 

 

 

 

あぁ、また行けなかった。

 

 

情けない。何も変わってねぇな俺。

 

 

お金を貯めたい。仕事休めない。仕方ない。

 

自分を慰める言い訳をいくつも探して自分を落ち着かせていました。

 

 

 

そんな時に親友の賢士から急に連絡がきました。

 

 

 

「慎!俺夏休み使ってボランティア行きたいんだけど慎なら知ってそうだから行ったほうがいいところ教えてよ!」

 

 

 

なんだよこのタイミング。

 

賢士と俺は飲むとよく熱い話で盛り上がって言い合いになる仲です。最高の親友でありライバル。

 

 

「あ〜俺も行こうと思ってたんだよね。でも今回はやめとく。紹介するよ!」

 

 

ちょうどケニーに声がかかってたので紹介することに。

 

 

 

悔しい。この一言でした。

 

行きたいのに行けない。

 

今だから言えるけど本当は違ったんです。あの時の自分は「行けない」じゃなくて「行かない」だったんだなって

 

行かない理由なんて作ろうと思えばいくらだって作れる。

 

本当に行きたかったらどんな理由でもいくんです。

 

 

それを賢士がボランティアに行く前に飲んだ時に気づかされました。

 

 

「どうしよう、行きたいのに行けない」

 

「行きたいなら行けよ、それだけだろ。シンプルだよ、金なんて貸してやるしそんなの理由になんねぇよ」

 

この時は自分に腹が立ってて曖昧ですが多分こんな感じに言われた。

 

 

あぁそうだよな。シンプルだよ。行きたかったら行くだけだし行きたくないなら行かなきゃ良いんだ。

 

ゴチャゴチャ考える必要なんてねぇんだよ。今どう思ってるかだけが大事なんだよ。なんでそんな簡単なことに悩んでたんだ俺。

 

 

俺…どう?

 

 

 

 

行きてぇよな…

 

 

 

 

 

行こう。

 

 

 

こうして親友にやっと気づかされて動けました。

 

行きたいならいくだけ。シンプルなのに気づいていなかった。言い訳をいくつも探して「行かない」を「行けない」に変えていた自分がいた。

 

賢士が居なかったら行かなかったし多分これからも逃げていたのかな、なんて思います。

 

ありがとう。

 

 

そしてすぐに社長に連絡。

 

「少しでも長く災害支援に関わりたいのでお盆休みを多くください。」

 

 

「ダメだ」

 

うん。だと思った。でも行く。

 

半ば強引に休みをもらい人より長めのお盆休みをもらい1週間近くは災害支援に携われました。

 

 

「お前は人としてやってることは素晴らしいことだけど、社会人としては最低だ。」

 

この時言われたことを今も覚えてます。

 

これについては納得もできるので未だに考えます。

社会人としては最低。人としては素晴らしい。

 

どちらが正しいのか。今でもわかりません。

そりゃ仕事は大事。社会人として働かせて貰ってる以上当たり前のこと。

 

でも自分に嘘ついてまで生きたくないと決めたので後者を選びました。

 

批判する人もいるでしょうが自分の信じた結果なので仕方ないです。受け止めます。

 

 

でも世の中には本当に「行きたいのに行けない人」がたくさんいると思います。

 

家庭の事情だったり。自分の都合。お金。

 

行きたくない人は行かなくていいと思う。

 

でもほんっとうに行きたいのに行けない人。

そんな人たちが一歩踏み出せるような環境。チーム。なんかを作りたいって思っています。

 

世界一周に行きながらもそんなことを毎日ケニーと話ししてます。

 

 

 

これからも止めどなく災害は起こるでしょう。

 

そんな時のために今のうちに備え、力をつけておくことお勧めします。

少しでも災害支援に携わった身としてのお願いです。起きてからでは遅いで、今のうちに対策を。

 

 

 

 

そして様々な被害に遭われた方達、亡くなられた方達。全ての人達が報われるよう。全力で精一杯生きていくことを誓います。

 

 

 

ずっと忘れません。これからも。

 

 

必ず、悲しい思いをした人たちを明るく照らせる太陽ような存在になれるよう生きていきます。

 

 

 

 

 

…Be the sun

 

 

 

 




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左が親友の賢士
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床下の泥出し作業

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広島のおばあちゃんと!
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土嚢の集積所
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こんな感じに壊れてしまったお家が沢山ありました。
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炎天下の中の土嚢積み
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